世界最大のスポーツの祭典、FIFAワールドカップ!日本、善戦しましたね!
日本 対 ベルギー素晴らしい試合でした!
実はサッカーが好きで隣の街、藤枝MYFCの個人(小口)オーナーの一人です!たまに応援に行きます!
(もっと発信しろよ〜!と自分でも反省!)
実はサッカーと音楽とファッションの根っこが同じではないか
強く確信した出来事がありました。
横浜で行われたVMDセミナー。
株式会社ワールドの店舗開発を30年していたマットが講師でした。
V=Visual MD=Merchandising
ビジュアルマーチャントダイジング。
商品を購入へ導く見せ方という意味です。
現在、店のコンセプトを前面に打ち出した改装を控えています。マットの知性からヒントを得たいと思いました。
マットのセミナーは実践的!そのエッセンスと偶然の融合で面白いインスパイアーを得る事ができました!
それは懇親会で放映された日本対ポーランド。
ポーランド選手、3拍子!パスのタイミング3拍子、タタター!
点を取られたセットプレー。
セットプレーも蹴るの ワンツー スリー!
一番外を走りこむ選手がわかりやすいのですが
走るの3拍子!タタタ タタタ!もろ3拍子です!
こんな事言ってるサイトも無かったので音楽の先生に相談。
「確かに3拍子だ」
驚愕しました。ポーランドと言えばポロネーズ。4分の3拍子!あのショパン。英雄ポロネーズが有名。すごいな!民族の持つ個性、特性は形を変え表出するんだと感心!
「あ!VMDもそうだ!」
マットのセミナーで学んだ内容とある閃きが融合しました。
ファッションがVMDで見せたいもの
流行って何?トレンドはなぜ生まれたか?
VMDの根源であるファッションのシステムはパリで発明されました。パリ万博でジャポニズムが席巻。モネ、ドガ、ゴッホといったエコール・ド・パリと呼ばれる印象派がセンセーションを巻き起こしたのは有名ですね。
(Wkipedia より)
ちょうど、産業革命が行き渡り中産階級が興ります。
ティモニエにより開発されたミシン。1860年アイザック・シンガーにより大量生産が可能に。衣服の世界でもポールポワレが「キモノスリーブ」を発表。ブームに迎合します。
(Les Modes de la femme de France)
「ギャラリー・ラファイエット」が劇場の手法を用いてライフスタイルを提案。百貨店の出現です!
(パリに行った時に撮影しました。確かに劇場みたい!)
大量生産により、prêt(プレ)「用意ができている」porter(ポルテ)「着る」プレタポルテが消費の中心になります。そうファッションが流行というシステムを作り大量生産を行いVMDで売る!
(モードを体感するってこれかー!マットのおかげで様々な情報が連結!)
前置きが長くなりましたが、ファッションもモードという文化的背景が背骨にあります。もっと踏み込んで言うなら民族文化を取り込みビルドしスクラップして(シャネルがポワレをすり潰したように)新陳代謝に繋げてきました。ファッションが消費の中心だったのも頷けます。
音楽のモードも同じ
この文章のテーマの一つでもある音楽。
音楽もモードがあり、ファッションのモードと共通点があります。これも「民族」なのです。
Cのモード
Cからスタート アイオニアン
Dからスタート ドリアン
(そんなのあるんだ。へー。でいいです。そんな響きの話)
このモードの起源はギリシャです。
なんとギリシャの民族の特徴が旋律となっています。
ドリア=ドーリス人
ロクリアン=ロクリア人
イオニアン=イオニア人
ミクソリディアン=南リディア人
民族=音楽
余談になりますが、このモードで有名になったのが天才マイルスデイビス!
モード旋法のヒット曲「So what」
ディビスは楽譜にモードの音階だけ書いてメンバーに「これで演奏するように」言ったそうです。
この曲のモードはドリアン。ドーリス人の音階。
ドーリス人はスパルタを作り、ドーリス式という建築様式を残しました。民族から発する色彩は今も褪せる事なく私たちの生活を豊かにしています。
音楽とサッカーVMDの背景は同じ
さぁ、いよいよ結論です!
音楽とファッションとサッカーの相関関係が明らかになったでしょうか?モードがしっかりビジュアライズされる事
W杯サッカーでは各民族のモードが垣間見れました。
日本はどうでしょう?
日本は田植えを思わせる正確でコツコツしたパス回し。
我慢という言葉が相応しい。さすが1000兆円も溜め込んだ民族です。しかし突然、祭りのように開放する瞬間もありそこが魅力です。
ベルギーも3拍子で走ってましたね!ベルギー、オランダ、ポーランドは3拍子の踊りを共有しているそうです。強い理由はそこでしょうか?
日本は惜しいという印象ですが
シュートはベルギー24 対日本は11
枠内を捉えたのが8対4
ブロックが6対3
数値的には倍の実力の相手を日本が耐えに耐え、かつ攻めた。凄まじい戦いをよく日本代表は頑張りました!えらい!
ルートから生まれるモード
「モード」が影響して、音楽、ファッション、サッカーのプレースタイルにまで影響を与えてると思います。
世界観=モード=民族が持つリズム
それプラス、自分の根(ルート)
明確な可視化と様式の構築が必要ですね。
それが感動的なVMDだと思います。購買により社会の一員として経済を動かしている事が美術館と大きく違う所だと思います。そう、経済もモードの一部!
ファッションにどこの文化のどの時代、どんなリズムが流れているのか?そこまで意識できると面白そうです!
逆にそこが曖昧になりコモディティ化。
ファッションが時代の制服として退屈な役割を担う事になったのでしょうか?本来はダイナミックで感動的なものなんです!
そうそう、ルーツが大事という話のオマケで実はワールドカップ過去19大会。
優勝国は自国人の監督が率いているそうです。
自国のモードを引き寄せるのが大切のようです!
スポーツも音楽もファッションもモードから逃れられない。
いや、モードを持たないといけない!それを強みにする事が必要だと思います。
特にサッカーは久しぶりに日本を再発見する事ができました!
これからは世界の強豪のモードも楽しみたいと思います!
あと、藤枝MYFC 活躍を期待してるよーー!