【ピアノコンクール】新たな音楽の解釈

人生初めて、ピアノのコンクールというのを見に行きました。

僕は小学校からオーケストラに参加していてコンサートの会場は慣れていました。

ピアノのコンクールは正直、どんな雰囲気か想像もつきません。

看板は第22回 静岡ピアノオーディション

開催は ピアノ指導者研究会。

活動内容は、静岡ピアノオーディションを毎年開催しているそうです。

 

題目というのが決められていていて娘は「剣士の登場」

 

印象は、ずいぶんひょうきんな曲だな〜

 

↓こんな人達が登場する音楽だと思っていました。

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ちなみに「ピエロのように」という指定があったのです。

コンクールはずーっと同じ曲を何人も入れ替えで弾きます。

みなさんピエロのようにはねる感じで弾いていました。

 

さあ、結果発表!!

落選!!残念。

「どうしたらいい?」そういう娘に

「受かる、受からないは相手の好みがあるから仕方ないよ。それよりも目標に向けて努力する事が何よりも大切だから努力を続ければ必ず成功する事ができるよ

そう励ましておきました。

まぁ、自分にも言い聞かせておいたのですが。

しかし、なんで剣士の入場がピエロ?

この曲は Entrance of the Gladiators

グラディエーターの入場。れっきとした勇ましいマーチです。

ローマ帝国に興味のあったチェコのユリウス フチークがブラスバンドのために作った作品です。

グラディエーターとピエロじゃずいぶん作者の意図と違いがあるのですが、子供のコンクールで殺し合いでは不都合でしょう。

時代や目的において音楽は聴衆のために使われるものなのだと強く意識した出来事でした。